正社員登用制度があることを求人情報に載せている会社でも、必ずしも現在その制度が機能しているとは限らない。また、実施はされているものの、評価や選考基準がはっきりしない会社もある。他には、以前は実施していたのに、成果がなかったため事実上廃止してしまっているような企業もある。

とはいえ、非正規社員を正規社員に転換する流れは広まってきているのが実情だ。事例の一つとして、スーパーなどの小売業で主婦のパートを正社員にしようとする企業は増えている。短い時間でも、安定した仕事をこなしてくれる人を大きな戦力として捉えているようだ。

企業によっては、1万人を超えるパートやアルバイトを正社員に転換したところもある。正社員登用制度が活用されているかどうかは企業によって大きな差があるため、入社前には正社員に登用される可能性がどれほどあるのかを確認しておくことが重要だ。

正社員になれる可能性が高い職場でも、すべての希望者が正社員になれるわけではない。年齢や職務経験、資格などの基準にかなっている必要がある。

もちろんパート以上の高いスキルや責任感が必要になってくるため、自分のスキルが会社の要求するレベルに達しているかを見直すことも大切だ。

また、仕事に対する取り組み方も重要な要素になる。パートのような時給に見合った働き方ではなく、企業のために自分がどのように貢献できるかを考え、向上心を持って仕事に取り組む姿勢が求められることは、言うまでもない。

 
 

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