正社員登用制度がある企業にパートとして入職したけれど、なかなか正社員になれない。このような悩みを抱えながら日々懸命に働いている人は、多く存在しているものだ。
そもそも正社員の登用は、企業にとって大きなコストとなる。どれだけ人柄の良い人物であっても、期待値以上の実績を伴わなければ、正社員として迎え入れることはできない。そのハードルは、予想以上に高く設定されているのが現状だ。
では、一体どうすれば企業側が文句無しで正社員に登用してくれるのか。
正社員登用を実現するためには、まずは企業側が理想とする正社員像を明確に理解することが必要だ。正社員に求められることは、生産性が高かったり、特定の業務を行う能力に長けていたりなど、スキルの部分だけとは限らない。
仕事の管理能力やコミュニケーション能力など、様々な能力が求められるものだ。このため、どんな人が正社員として活躍しているのかを見極めた上で、自分に足りない部分を見直してアピールする必要があるだろう。
また、周囲に存在感を示すことも有効な手段だ。例えば従業員の中でも広い人脈を作り、コミュニケーション能力も高くて、いなくなるのが惜しい印象を与えることができれば、企業にとってかけがえのない人になる。こうした状況になれば、正社員として登用されるのはもはや当たり前の判断になってくるものだ。
さらに、正社員以上の結果を出し続けた上で、自分から「正社員になりたい」と上長に申し出ることも、有効な手段になり得るだろう。